
メンズエステには、「鼠径部マッサージ」と呼ばれる施術がございます。
あまり聞き慣れない鼠径部(そけいぶ)とは、左右の太もものつけ根周辺をあらわす言葉でございます。
普通のマッサージ店で鼠径部マッサージは受けられません。
ですから、日頃からメンズエステをご愛顧くださるお客様の中には、鼠径部マッサージのテクニックを重視してお選びになる方も大勢いらっしゃいます。
鼠径部マッサージは決して性的なマッサージではございません。
本格的な技術を身につければ、お客様にメンズエステらしい楽しみをご堪能いただけるだけでなく、お客様がお選びになる時の決め手になります。
今回は、お客様に喜ばれる気持ち良い鼠径部マッサージの方法についてご紹介いたします。
鼠径部マッサージをもっと極めたいセラピストに読んでいただきたい内容です。
長時間同じ姿勢を取っていると、体内のリンパ液が流れず身体に老廃物が溜まってしまいます。
マッサージオイルを使用し揉みほぐすことで、老廃物が体の外へと排出されます。
鼠径部にはリンパ節が集中しており、
といった効果がございます。
時間をたっぷりと使った施術を心がけましょう。
鼠径部マッサージは体を癒やすだけではございません。
セラピストがお客様のデリケートな部分へと触れている時、お客様の心の中では「もしかしたら何か起きるのでは?」と言った期待で胸がいっぱいになります。
高揚感や期待感は大人になるにつれて中々味わえません。
例え施術中に何も起きなかったとしても、鼠径部マッサージを通じてお客様との心の距離は近づきます。
「こんなに丁寧な施術をしてくれるのか」という感動が、ご指名に繋がるのです。
鼠径部マッサージを行う時は、「いつの間にか鼠径部マッサージが始まっていた」と、お客様が感じる自然な導入を意識しましょう。
通常のオイルマッサージから鼠径部マッサージへ移り変わる時は、少しずつ力加減を切り替えます。
通常のマッサージのように体重を乗せながら揉み解すのとちがって、鼠径部マッサージでは指先の力加減がとても大切です。
また、雰囲気も意識的に切り替えていきましょう。
具体的には、
恋人にマッサージしてあげるような柔らかい雰囲気で施術をすると、よりお楽しみいただけます。
どのような施術がお客様に喜んでいただけるのでしょうか?
鼠径部マッサージに正解はございません。
とは言え、鼠径部マッサージにも王道スタイルはございます。
お客様に喜ばれる鼠径部マッサージの方法についてご紹介いたします。
通常のマッサージと同じく、鼠径部マッサージもオイルが全くない状態では摩擦が起きてしまいます。
昔はオイルが中々落ちなかった為、使い過ぎるセラピストは新人だと言った風潮もございました。
ですが、最近のメンズエステではオイルドバドバ系や、ディープリンパといったオイルをふんだんに使用するマッサージの人気が上がってきております。
ハイルームも、水溶性のオイルを採用しておりますので、施術中後は擦ったりせず、スムーズに洗い流すことが可能でございます。
お客様にうつ伏せになっていただき、足を4の字になるように膝を曲げます。
その体勢をメンズエステ業界ではカエル足といい、浮いたお尻側から手を伸ばして太ももの付け根まで鼠径部をマッサージ出来ます。
背面での施術は、お客様からセラピストの手の動きが分かりません。
鼠径部マッサージでは、次にどうなるのかわからないドキドキ感が大切です。
また、その状態で曲げたお客様の足をセラピストの片足の上へ乗せて挟むように座るというテクニックもあります。
こちらは、業界でマーメイドと呼ばれる体勢です。
お客様の足を挟んだまま、手足の両方をじっくりと伸ばしながら前のめりの姿勢でゆっくりと圧をかけます。
身体を前後させるように腰を回すイメージで伸ばした後は、身体を再びお尻の方へと集めて、一呼吸つき、もう一度伸ばしていきます。
カエル足とマーメイドはどちらも想像以上の密着感を強く感じさせるため、メンズエステに慣れているお客様が重視している基本技でもあります。
このような、求められている施術を押さえておくことも大切です。
どんなに施術のクオリティが高くても、接客中の行動に品がないとお客様の満足度は下がります。
例えば、
お客様の立場に立って考えればどれも行わない行動でございます。
品の良い女性からマッサージされているというシチュエーションは、それだけでお客様にとっては嬉しいギャップです。
常にお客様から見られているという意識を持ちましょう。
最初から最後まで背面のまま、体勢が変わらない鼠径部マッサージはどんなに上手であっても飽きてしまいます。
体勢を何度か変えてメリハリをつけた施術を行うことで、お客様に最後までお楽しみいただけます。
こちらは一例ですが、
施術体勢のバリエーションが多ければ多いほど、お客様に喜んでいただけます。
人間は歳を重ねるにつれて股関節や身体の関節が曲がりにくくなる為、恰幅の良いお客様の場合は、うつ伏せの体勢が続くとお腹が圧迫されます。
うつ伏せの体勢は首を痛める原因でもあり、花粉症といった症状があるお客様にとっても悩ませます。
大半のお客様は、セラピストの施術の邪魔はしづらいというお気持ちでお過ごしです。
「体勢が苦しい」と言われる前に、反応を見て楽な体勢へと誘導いたしましょう。
鼠径部マッサージと通常のマッサージを混ぜるのも大切です。
興奮度が高まりすぎると、メンズエステでは行っていないプレイを要求されやすくなります。
鼠径部マッサージの間に通常のマッサージを混ぜてほどよくリラックスできる時間を挟むことで、お客様の興奮度もおさえられます。
今回は、お客様に喜ばれる気持ち良い鼠径部マッサージの方法についてご紹介いたしました。
鼠径部のマッサージは奥が深く、一朝一夕では身につかないテクニックも多いでしょう。
ですが、お客様を癒やす為に日々努力しているセラピストの頑張りはお客様にも伝わります。
お客様の為に尽くせるセラピストはお客様から長く愛されるセラピストになれるでしょう。
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